…去年の夏は良かった…SDカードカードの価格が今の70%位の価格だったのだから
あれからあれよあれよというまに価格は上昇しSDカードには割高感がついてしまい次はいつ値下げが来るのか?と右往左往している人もいるだろう
だがしかし、その時期が来るのは今年中にはありえないかもしれません
1.全体の生産が伸びない
台湾の市場動向調査企業TrendForceの半導体メモリ調査部門であるDRAMeXchangeは、「2017年のNANDフラッシュのグローバルな規模でのウェハ生産能力は前年比6%しか伸びないので、年間を通してNANDフラッシュ製品の価格は上昇し続け、結果として、NANDフラッシュメーカは好業績を記録する」との見通しを昨年末に発表しました
NANDフラッシュ製品というのはSDカードやSSDなどの半導体を使った記憶装置の総称です
この発表がなにを言ってるのかと言うとこれは要するに需要と供給が追いついていないので生産量が追いつかないNANDフラッシュメモリの価格は品薄により上昇し続け高止まりするだろうと言うことです
2.(2D)NANDから3D NANDへの移行
NAND業界全体で、従来のプレーナー(2D)NAND構造から3D NAND構造へ移行を急ピッチで進めています
その為、2D NANDの供給量が著しく減ってしまい、供給不足の事態をもたらすだろうとの見立てが立てられています
その減少した部分を3D NANDが埋めるわけですが多くの企業が3D NAND量産の歩留まり向上に手間取っているのが現状です
きちんと動く製品がなかなか作れないわけですね
つまり2D NANDの生産量が減少し3D NANDは予定より数が作れないということになり総合的にNANDフラッシュメモリの供給不足が引き起こされます
そしてこれがNANDフラッシュメモリの価格上昇を引き起こすだろうとみられています
3.SSDの需要が拡大している
SSDはSDカードと同じくNANDフラッシュメモリを用いたパソコン用の記録媒体です
従来のHDDより高速に動作しいま世界中で大容量のSSDの需要が高まってきています
NANDの生産設備は有限です。需要が高まってきたSSDに生産ラインを振り分けることによりSDカードの生産量は減少し供給不足が引き起こされます
そしてそれによりSDカードのカードの価格は上昇するだろうと言われています
価格競争が発生するのは2018年?それまで価格は高止まりの予定
むろん生産設備に一兆円規模で投資を行う会社もありますがなんといううか今は時期が悪い
だいたい供給が安定してくるのが2018年と見られているのでそうなれば価格競争が発生しSDカードの価格が下がってゆくのではないか、といううのが主だった見立てのようです
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